9月20日HSR九州で開催された『鉄馬 with βTITANIUM』は、最終レースとなったアイアンスポーツエキスパートクラスが、モリワキZ900RS、パワービルダーGPZ900R、そして地元ZAPレーシングNJ-7の3つ巴の戦いとなり大いに盛り上がりました。結果は地元ZAPレーシングの原田選手が地の利を生かした貫禄の走りで他を圧倒しましたが、来年はその他のライバルも必ずや巻き返しを図るはずで、今から来年の鉄馬が大変楽しみです。
今年の鉄馬を観て『来年は自分も参戦してみようかなぁ』という腕に自信のある方々の声をいくつか耳にしました。モータースポーツは予め決められたルールの中でマシンを製作しその速さを競うわけですが、その規制範囲はイベントによってまちまちです。鉄馬は比較的改造範囲が広いため、エントラントの方が知恵を絞ってマシンをバージョンアップすることが可能です。オリジナルフレームのマシンで参戦することも可能ですが、フレームは鉄であること、搭載するエンジンは出自のマシンが鉄馬に出場可能なマシンであることなどの制約があります。ただ逆に言えばこれらのルールを守ればマシン造りはかなり自由です。ショップや、もっと言えば2輪メーカーが考えも及ばないような自由なマシンが出てくれば、さらにイベントが盛り上がりそうな気がします。
デーククラフトでも以前はFZ750改やXJR1200改でサンデーレースに参戦していました。ストリート車にフィードバックするためという側面もあったため、当時はファインチューニングにとどめて耐久性の検証も兼ねての参戦でしたが、今なら新しい技術も投入して単純に速さを追求した1台が造れそうです。
さぁ来年の鉄馬に向けて策を練らねば。