先日『還暦に赤いバイクを買いました①』をUPしたところ、SNS上で沢山の方に車種を予想していただいたので、ちょっと早いですが(現車が届いてない)正解を発表します。
答えは2004年式MULTISTRADA1000DS(DUCATI)でした。
DUCATIの数あるラインナップの中でもなかなかの不人気車で、こんなのあったの?って方も多いことと思います。916/748系を生んだ天才マッシモ・タンブリーニの後を受けて、999/749、MULTISTRADA、HYPERMOTARDなど個性的なデザインのモデル群を生み出した、ピエール・テルブランチの作品です。ちょっと個性的過ぎたのかタンブリーニ作品ほどには評価されなかったこれらのマシンたちですが、店主は個人的に大変気に入っています。特に初代MULTISTRADAは、同じイタリア車の初代フィアット・ムルティプラに通じるブサ可愛さがあると思うんですよねぇ。イタリア車というとフェラーリやアルファロメオ、マセラッティなどの、イタリアの伊達男を連想させるようなチョイ悪加減がいいという方が多いと思いますが、店主はそういった分かりやすいイタリア車(剛速球ど真ん中)よりこういった変化球のほうがカッコいいと思うわけです。
当初探していたのは同じMULTISTRADAでもオーリンズ付きの『S』でしたが、タマ数が少ないのかなかなか出てこない。諦めかけていたところ、ヤフオクにサスだけが出品されているのを発見しました。不人気車なのでヤフオクにパーツなんてと思っていましたが、どうやら1台丸ごとだと高値で売れないので、バラしてパーツ売りする方が金になるという作戦のようです。パーツ検索すると出るわ出るわ!タンクシート一体型の外装も5千円ぐらいで売られています。ということで店主はパニア&トップケース付きの1000DSを18万円で落札。S用前後オーリンズは15万円でゲットしました。
これからタイミングベルトや燃料フィルターなどの定期交換が必要な消耗品を交換して、よく4輪誌でやるような『50万で泥沼に陥る!』的レポートを公開していこうと思います。