還暦に赤いバイクを買いました③

店主が新車を購入したのは1994年型XJR1300が最後です。その後は誰かから譲り受けたポンコツを少しずつ手直しして乗っています。長年乗ったFZ750も最初は8万円で買った不動車でした。

 

『旧車に乗りたい』『手ごろな価格の車両がいい』『でもすぐ壊れるのはいやだ』よく言われますが、そんなバイクはありません。旧車でもエンジン、電装、外装、吸排気と一通り手を加えたものはそんなに簡単には壊れません。ただそれなりに時間もお金もかかります。安い車両は理由があって安いわけです。

2004年型 ムルティストラーダ1000DS ピエール・テルブランチ

そして今日ムルティストラーダ1000DSが届きました。さすが18万円!予想通りのコンディションでした。ちょこちょこ転倒傷はありますし、錆も目立ちます。走行距離も5万キロを超えていますので、機関にもそれなりに手を加えないといけないでしょう。

なぞの手切りミラー

ポンコツを買って手を加えていくと、時間をかけた分だけ調子を取り戻していきます。店主がこれまで乗り継いできたポンコツは見た目よりも機関の調子を優先するので、ピカピカのフルレストア車ではありませんが、細かいことを気にせず普段使いが出来ます。ムルティストラーダも同じスタンスで仕上げていこうと思います。

ゴム類はボロボロ

18万円で買った車両です。壊れるのは当たり前。ただ人間が作ったものですから直せないことはない(直せないこともあります笑)。長年修理屋をやってますから道具はある程度揃っていますし、こんなとこ壊れる?っていうような経験も沢山してきました。自分で手を動かした分はお金がかかりませんし、超絶凄い技を持った職人さんも周りに沢山います。

スクリーンはただの透明プラ板+プラスビス

Twitterでフォローさせてもらってる、とある4輪メカニックの方の言葉です。イタ車は『涙が出るくらい嬉しい日が2日もあったら良しとすべし』そんな2日を夢見てがんばります。

パニアケースの取っ手部分にはドロバチの巣 だいぶ長いこと動かしてなかったんだろうなぁ。